2024年12月の有馬記念で、9年ぶりに武豊騎手が不在となることが決定し、SNSを中心に「地震の都市伝説」が注目を集めています。
競馬界のレジェンド武豊騎手とはあまりにも関連性を感じない都市伝説に感じますが、一体どんな都市伝説なのでしょうか?
今回は武豊さんの「地震の都市伝説」とその実態についてリサーチしてみたいと思います。
武豊の地震の都市伝説とは?
騎手・武豊さんが滋賀・栗東で聖火リレー 「トーチの重み感じた」https://t.co/LSij89pO5A#地域のニュース #ローカルニュース pic.twitter.com/7WPvOOvSAv
— 地域のニュースと地震速報 (@cvb_224) May 27, 2021
まず、競馬界には様々な都市伝説が存在します。
「前日の追い切りが良すぎると本番で負ける」
「枠順13番は大波乱の前兆」
「日曜開催の東京競馬場で雨が降ると人気馬が負ける」
など、根拠はないけれど多くの人が信じている言い伝えがたくさんあるのです。
その中でも特に有名なのが、武豊騎手に関する地震の都市伝説なんだそうです。
これは競馬ファンの間で長年語り継がれてきた不思議な言い伝えで、「武豊騎手が有馬記念に出場しない年の翌年には、必ず大きな地震が起きる」というものです。
実は武豊騎手がデビューした1987年以降、有馬記念を欠場したのはわずか4回しかありません。
そんな稀少な欠場の翌年は本当に大地震が起きていたらしいわよ。
この不思議な偶然は、多くの競馬ファンの間で話題となってきました。
有馬記念で武豊が乗らなかった翌年は震災が起きるというジンクスがあるとのこと。
— K Watanabe (@nabeoani) December 6, 2023
1988年から32回騎乗し、3回騎乗しなかった年の翌年に阪神淡路大震災、東日本大地震、熊本地震が発生。
彼は10月に馬に蹴られて現在離脱中、有馬記念に間に合わないかもしないって…怖すぎる。😱
2024年12月の有馬記念でも武豊さんの不在が決定し、SNSでは早くも「2025年に大地震が来るのでは?」という声が上がっています。
これは過去の偶然の一致から生まれた説で、スポーツ紙各社でも度々取り上げられてきました。
武豊が有馬記念不在の翌年は本当に震災があった?
この都市伝説について、具体的な事実関係を確認してみましょう。
日本地震学会の記録をまとめますと、
■1994年欠場→1995年1月に阪神・淡路大震災(M7.3)
■2010年欠場→2011年3月に東日本大震災(M9.0)
■2015年欠場→2016年4月に熊本地震(M7.3)
このように武豊騎手が有馬記念に出場していない年の翌年に大きな地震が起きていることが分かります。
都市伝説は全く持って見当違いという訳ではなかったのね。
しかしこの都市伝説に対して、SNSでは懐疑的な意見も多く見られます。
「日本は地震大国だから、毎年どこかで地震は起きているよね」
「武豊さんがデビュー年の1987年に欠場した時は、翌年に大きな地震は起きていないはず」
といった声が上がっていました。
確かに、日本では年間で震度1以上の地震が2000回以上も発生しているといいます。
武豊騎手が有馬記念を出場していない翌年だけ地震が起きている訳ではないことが分かりますね。
また、SNSの声の通り、武豊騎手のデビュー年の1987年に有馬記念を欠場した時は、翌年に大きな地震は起きていませんでした。
反対に武豊騎手が有馬記念に出場した翌年に大地震がおきた事例もあります。
武豊が有馬記念に乗ってない翌年に大地震起きるとか言ってるけど、去年有馬記念勝った翌年(今年)も大地震起きてるよ!災害に人を結びつけるな!#武豊#有馬記念
— DARK (@dark6093215) December 24, 2024
このことから、過去3回の地震についてはたまたま重なっただけで、地震と競馬を結びつけるのは科学的ではないことは言うまでもありません。
あくまで「都市伝説にすぎない」ということですね!
武豊不在の有馬記念はある意味で激震が走る?
— sa (@xxry3k) December 26, 2024
見方を変えると武豊騎手が不在の有馬記念では大震災と言われても過言ではない事象もあるようです。
スポーツ報知の報道によると、武豊さん不在時のレース結果には驚くべき傾向がありました。
人気のない馬が優勝し、誰もが予想できなかった結果に高額配当が出て、馬券が大荒れしていたんですね。
詳しく当時の有馬記念の結果をまとめてみます。
武豊不在時の有馬記念結果まとめ
年 | 優勝馬(人気) | 主な払戻金 | 1万円で馬券を買った場合 |
---|---|---|---|
1987年 | メジロデュレン(騎手:村本善之さん) | 枠連:16,300円 | 利益:162万円 |
1994年 | ナリタブライアン(騎手:南井克巳さん) | 馬連:820円 | 利益:約7万円 |
2010年 | ヴィクトワールピサ(騎手:M.デムーロさん) | 3連単:67,770円 | 利益:約676万円 |
2015年 | ゴールドアクター(騎手:吉田隼人さん) | 3連単:125,870円 | 履歴:約1,257万円 |
”高額配当が出る”ということは、誰かしらがその馬券を購入した結果なので、的中者は確実に存在するんだって!
このように、武豊さん不在の有馬記念では、実に4回中3回もの高配当レースが実現しています。
まさにレース界に激震が走ったと言えるでしょう。
このレースの結果を見ると、武豊さんの不在はある意味で競馬界に”震災級”の衝撃をもたらしてきたことは明らかですね。
ある意味これも都市伝説かも?しれないです。
まとめ
武豊騎手の有馬記念不在と地震の関連性については、あくまでも偶然の一致であり、科学的な根拠はありません。
一方で、レース結果については統計的な傾向が見られ、武豊騎手不在時は波乱の展開になりやすい傾向があることが分かりましたね。
そういった意味でも、武豊騎手が有馬記念不在の時に激震が走るという点で都市伝説は半分あたっているようにも感じます。
2024年の有馬記念も、これまでの傾向から波乱の可能性も考えられますね。
最後までご覧いただきありがとうございました!
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